何かと厳しい昨今ですが、それでも精神的に沈めば免疫力も下がるので、本日は鳩麦開卓所さんで『捏造ミステリーTRPG赤と黒』待望の初プレイ!
ミステリ読みなので『虚無への供物』とか『匣の中の失楽』とか『ジョーカー~旧約探偵神話~』とかみたいにミステリマニアの推理合戦的なものを繰り広げるアンチミステリかと思ってたのですが、もちろんそうもできますが、本質はそうではなさそうな感じ。
タイトル通り『捏造』が肝となりますな。『イツワリ』と呼ばれる存在に寄生されて捻曲げられた事件に対し、証拠を積み上げて告発して別の真相を示してイツワリを事件から引き剥がす……のですが、別に真相は真実じゃなくてもいい、というのが味噌。
PCは魔術師となるので、魔術を駆使して事実を幻想で改変し、それを都合のいい論拠として告発を行うことができるということです。
魔術師なんで、一眼一足を奪われて妖怪に近い存在になり捏造したそれっぽい事実を示して可能性を生み出して九郎くんのように件と人魚の肉のコンボで死んでその可能性を掴み取って甦るとかしなくてもいいのです。
というわけで、今回は、財務官僚の顔を持つ魔術師となって、コトワリ機関の命により鏡餅とねらーと石油王と共に第一次世界大戦の原因とされるサラエボ事件に取り憑いたイツワリを倒すことになりました……鏡餅?
結果、鏡餅の活躍により、小麦アレルギーもあって餅食を推奨することで麦派に恨みを買った結果、無理矢理パンを食わされて暗殺されたという『真相』に辿り着き、無事、イツワリを倒すことに成功しました! なるほど、こういうゲームか!
最終的には餅と麦を巡る世界大戦が勃発し、最終的に米が勝つという歴史が生まれました。お米のアメリカはお米の国、ちぃおぼえた。
その後、サンプルシナリオも1本プレイ。これちらはルルブ付属のものなので詳細伏せますが、要領が掴めて来てPCが画策する方向性に向かって全力で「玉虫色の真実」を引き出して好き放題曲解して臨む結末へ……幅広く解釈できる言質を取って面白可笑しく脚色する。そういうのが大事。
というわけで、とてもとても楽しいセッションとなりました! GM様、同卓頂いたPLの皆様、場を提供してくださった鳩麦開卓所様、どうもありがとうございました!