本日のTGFF2卓目は、友野詳先生GMの『トレイル・オブ・クトゥルー』でした! 発売前のゲーム!
舞台は、1930頃のアメリカ。友人の夫の様子がおかしいということで、調査に赴くPC達。だがそれは、人智を超えた得体の知れない恐怖への道程だった……というような、御華詩。
内容のネタばれは避けて、システム的なところですが、判定は1d6の難易度判定のみ。また、専門技能は持っていれば基本は成功。一般技能は、技能に割り振ったプールポイントを消費してダイス目にプラス修正を付ける、というシンプルなもの。
一方で、心の安定度が設定されていて、判定に失敗するとどんどん削れていく方式。調査などはサクサク進む代わりに、そこでホラー的なゲーム性が担保されていますな。
実際、私は作家を担当したんですが、判定に失敗しまくって心の安定を崩しまくるガラスメンタルな作家に……でも、どうにかギリギリ正気は保って終わることができました。いや、本当、ギリギリ。一方、頼りの医者の先生が……とか、緊張感のあるセッションになりましたし。
あと、クトゥルフ神話って、ラヴクラフトが生み出したけれどシェアードワールドなんで、色んなのがあっていい、というような導入時の先生のお話が興味深かったです。広義には『這いよれ! ニャル子さん』だってクトゥルフ神話だと言えないこともないですからねぇ。
あなたがクトゥルフ神話だと思ったものがクトゥルフ神話……え? クトゥルーだ? ク・リトル・リトルだ? そもそも人に発音できない? そこからもう、自由でいいんでしょうね。
と、ネタバレ避けたらおかしな方向に進みましたが、クトゥルフ神話の空気を手軽に楽しめるよいシステムですねぇ。自由度も高そう。ルルブが出たら買おう、うん。
GMの友野先生、同卓頂いたPLの皆様、楽しい時間をありがとうございました!