昨日はポラコンさんにて、禁書封印譚ブラインド・ミトスRPG『あの夏の約束』でした! 幼馴染と田舎で再会する、という感じのあったかほのぼのストーリー(?)
以前に勧められて買ったはいいものの積んでたシステムの初プレイとなりましたが、しっかりしたサマリと丁寧な説明のお蔭ですんなり入っていけました。本を題材としたキャラメイクとか、コストを払うと記憶や感情を失うとか、禁書ビットによるスキル獲得とか、色々面白い試みのあるシステムですな。
で、キャラメイクなので、趣味に走ってジャンルはミステリを選択。
実際の作品からネタを拝借しようと考え、邦人ミステリの探偵役の中で大好きな江神二郎か瀬川みゆきで悩むも、後者は以前書いたミステリのキャラの名前になって引っ張られるので前者に。
で、苗字だけを江神さんからとって『江神』にして下の名前だけ表振ったら、『コジロウ』が出るという奇跡。象徴体を助手にしてたので、名前を名前を有栖川アリオにして禁書名は『月光パズル』に。アリスは学生アリス派なので、完全にそっちにいきました。
出自やらのキャラ付けは、貧乏で三度の飯より本が好きな不摂生キャラでした。食費が本に変わっていく……
そんな彼は、警官になった里見カズヤ(歴史/バトルヒーロー)、芸術家の高橋リリー(童話)、サラリーマンの西村正悟(文学/魔導書)と共に、故郷に帰ります。
途中、車で田舎へ向かう途中で道に迷って汚染が溜まったり、童心に帰って蝉取りしてたら汚染が溜まったり、判定が良くて川で立派な鮭が取れたりして、先行きがどうなるかって感じの導入だったんですが、話が進むにつれてリリーのちょっとしたキャラ付けが膨らんで大変エモいことに。
ネタばれは避けますが、カズヤの行動が最短で真相をついてしまうも、GMからの提案で救いを演出せずにはいられないほどに。本当終盤は優しいからこそ残酷な、幸せを感じたからこそ切ない展開でありました。感極まって、ガチで涙なくして語れないと状況が訪れるとは、蝉取りしてたときには想像もできませんでした。こういうことが起きるのが、TRPGの醍醐味ですな。
GM様、同卓頂いた皆様、大変素敵で印象的なセッションをありがとうございました!